2022年下半期頃から、本格的に「ユーチューバーはオワコン」と言われるようになってきましたよね。
ラファエルやシバターなどは、実際に「全盛期と比べると収入が少なすぎる」と嘆いています。
かつて人気者だったユーチューバーたちの中には、限界を感じて解散をしたリ、活動休止を決める人も増えてきています。
こういった流れを見ると、「ユーチューバーはオワコン」と感じられますが、本当のところはどうなのでしょうか?
すべてのユーチューバーがオワコン化していて、次の時代には生き残れないのでしょうか?
この記事では、そんな「ユーチューバーのオワコン化は本当なのか?」という疑問や「次の時代に生き残る上で大切なこと」について解説していきたいと思います。
トップユーチューバーであっても100万再生が難しい状況に
ヒカキンやはじめしゃちょー、東海オンエア、水溜まりボンド、フィッシャーズ、ヒカル、スカイピースといったYouTube全盛期に大人気だったユーチューバーや、コムドットや平成フラミンゴなどの新世代ユーチューバーたちも、2022年下半期ごろから急激に再生回数が下がってきているのは確かです。
それまでは「少なくても100万回再生(200万回再生以上の動画も珍しくない)」だった動画の再生回数は、「100万回再生以下」が目立ってきています。
ヒカキンや東海オンエア、コムドット、平成フラミンゴなどは100万回再生以上がほとんどであるため、2023年の上半期は安泰と言えますが、それ以外の大物ユーチューバーたちは100万回再生以下の動画も目立ってきています。
驚くべきは、ユーチューバーのパイオニアであるはじめしゃちょーの動画の再生回数が激減していることです。
かつては100万回再生以下の動画など皆無で、ほぼすべての動画が200万回再生以上であったはじめしゃちょーが、現在では50万回以下の動画も数多くなっているのです。
トップユーチューバーですらそういった状況なので、登録者50万人~100万人クラスのいわゆる「人気ユーチューバー」たちはさらに苦戦を強いられています。
再生回数が10万回以下の動画が非常に多く、収益化がかなり厳しい状況であると言えるでしょう。
全盛期と比べればオワコンではあるが、収益化はまだまだ可能
動画の再生回数が全盛期の半分以下(ひどい時には3分の1以下)となっている多くのユーチューバーたちですが、本当に「オワコン」なのでしょうか?
確かに、実際に解散をしたり休止してしまうユーチューバーも増えてきましたが、それでも一般的な会社員と比べれば驚くような収入を得ています。
なぜならば、「YouTubeを収益の柱としていないから」です。
再生回数の激減によって、「広告収入」自体はかなり減少していることでしょう。
さらに、企業案件の件数も単価も下がってきているため、YouTube単体で大きな金額を稼ぐことは難しい時代であると言えます。
しかし、多くのユーチューバーは、メンバーシップやオリジナルブランド商品の販売などの収益を得ています。
なんとなく動画を観ている視聴者数は減っていても、「コアなファン」が1万人いれば十分に収益化は可能なのです。
実際に、多くのユーチューバーが自身のオリジナルブランドを立ち上げています。
・ヒカル「ReZARD」
・コムドット「Birdog」
・Lazy Lie Crazy(レイクレ) ともやん「&RSON」
・かす「Boka nii」
・エミリン「EDNA」
・ぷろたん「proism」
・まあたそ「BEFTEY」
・朝倉未来「MATIN AVENIR」
・ばんばんざい ぎし「GISHER」
・ゆきりぬ「cyun%」
このように、ユーチューバーの多くが自身のブランドを立ち上げ、コアなファンをビジネスターゲットとしているのです。
例えば5,000人しかコアなファンがいなかったとしても、そのすべての人が自身のブランド服を10,000円分購入すれば、5,000万円の売上を上げることができるわけですから、非常に強力な収益源となるはずです。
人気ユーチューバーとして生き残るためには、「一芸」を身に付ける必要がある
誰にでもできる面白系やドッキリ系などの動画を基本としているエンタメ系ユーチューバーは、2023年度中にオワコン化していくのは間違いないでしょう。
珍しいとされてきた「大金を使う系の動画」も、かなり視聴者に飽きられてきているため、2023年は通用しないはずです。
2023年以降は、「確かな一芸」を身に付けた人たちが生き残っていくことになるでしょう。
そういった意味でも、広く浅くファンを獲得していくのではなく、総再生数は少なくても、特定のジャンルに特化した運営をしていくユーチューバーたちが生き残っていくことになると言えます。
まとめ
今回は、「ユーチューバーのオワコン化は本当なのか?」という疑問や「次の時代に生き残る上で大切なこと」について解説してきました。
一部のトップユーチューバーたちはまだ100万回以上の再生数を維持できていますが、すでにほとんどのユーチューバーたちは全盛期の半分以下~3分の1以下の再生回数まで落ちています。
この流れは2023年以降更に強くなっていくことでしょう。
生き残っていくためには、いかに特定のジャンルで支持されるかが重要となります。
はたしてどのユーチューバーたちが生き残っていくのか、今後も注目していきましょう。
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