大きな盛り上がりを見せたカタールW杯ですが、日本代表もベスト16とまずまずの成績を収めました。
今大会で3位になったクロアチアに延長でも決着がつかずPK戦までもつれたことは、誇れることであると言えるでしょう。
しかし、それ以上に話題となったのが、三笘薫選手を筆頭とした若き代表戦士たちです。
彼らは今大会の経験を糧にして、さらに成長をしながら4年後のW杯を目指すことになります。
間違いなく何人かは、今後の日本代表の中心選手となるはずです。
この記事では、そんな「今後のサッカー日本代表を担うワールドクラスの5人」について解説していきたいと思います。
今後の代表を担う5人の日本人選手
それでは、まずは今回の日本代表にも選ばれていて、今後さらに活躍し日本代表を引っ張っていく存在となる選手を5人挙げてみましょう。
三笘薫選手(ブライトン)
25歳の三笘薫選手は、カタールW杯でもっともインパクトを与えた日本人選手の1人でしょう。
すでにサッカーファンの中では特別な存在として期待されていましたが、W杯によってライトなファンにまで認知されるようになりました。
スピードとテクニックの両方を兼ね備えた圧倒的なドリブル力は、すでにワールドクラスです。
今後は日本代表の顔として注目され続けることでしょう。
プレミアリーグのブライトンでプレーしており、監督が交代となったタイミングでライバルのベルギー代表トロサールとの共存が実現し、その実力が発揮されつつあります。
プレミアでも「MITOMA」の存在が日増しに高くなっていくことでしょう。
久保建英選手(レアル・ソシエダ)
21歳の久保選手は、カタールW杯では不完全燃焼に終わったと言っても良いでしょう。
ドイツ戦とスペイン戦でスタメン出場したものの、どちらも前半終了時に交代となってしまいました。
「後半に三笘を投入して勝負」という日本代表の戦い方の犠牲となってしまった印象がありますが、実力的にもまだまだ主力としてプレーするのは難しかったかもしれません。
しかし、すでにラ・リーガの強豪レアル・ソシエダでレギュラークラスとしてプレーしていますし、今後数年間でさらに成長していくのは確実であることから、今後の日本代表の中心となっていく存在であると言えるでしょう。
抜群のテクニックとアジリティで次々とチャンスを作り出していくチャンスメーカーが、今後どこまで成長していくのか、多くの日本サッカーファンが期待しています。
冨安健洋選手(アーセナル)
24歳の冨安選手は、日本サッカー史上最高のディフェンダーと呼ばれている選手です。
W杯では怪我の影響から多くの時間に出場することができませんでしたが、出場した際にはワールドクラスの守備を披露してくれました。
187㎝の恵まれた体と抜群の身体能力、そして1対1の強さが特徴です。
特筆すべきはその「ユーティリティ性」です。
CBだけでなく、左右のSBもこなすことができるのです。(実際に所属しているアーセナルではSBで試合に出場している)
吉田麻也選手が代表を去った後のディフェンスリーダーとして期待されています。
板倉滉選手(ボルシアMG)
25歳の板倉選手は、カタールW杯で評価を高めた選手の1人でしょう。
膝の靭帯断裂によってW杯出場が危ぶまれましたが、開幕直前で復帰し、なんとか間に合わせました。
おそらく板倉選手がいなければドイツやスペインを破ってのベスト16進出は不可能だったでしょう。
決勝トーナメント1回戦は累積警告で出場できず、悔しい気持ちが強いはずです。
身体能力が高く抜群のインターセプト能力とスライディング能力がある板倉選手は、冨安選手と共に今後の日本代表のディフェンスの要となるはずです。
堂安律選手(フライブルク)
24歳の堂安選手は、カタールW杯でドイツとスペインからゴールを奪い主役の1人となりました。
攻撃的MFは優秀な選手が多く、それほど多くの出場機会はないと思われていましたが、ドイツ戦とスペイン戦で途中出場からゴールを奪う活躍を見せると、決勝トーナメント1回戦ではスタメン出場を果たしました。
小柄ながら激しい守備も得意で、ドリブルもシュート力もワールドクラスです。
右サイドでは伊東純也選手に次ぐ2番手といった立ち位置でしたが、今後は主力としてスタメン出場していく可能性が高いと言えるでしょう。
今後日本代表の顔になる為には、フライブルクで結果を残しビッグクラブへの移籍を狙う必要があるでしょう。
まとめ
今回は、「今後のサッカー日本代表を担うワールドクラスの5人」について解説してきました。
ここでピックアップした5人以外にも、鎌田大地選手や守田英正選手、遠藤航選手、田中碧選手など、4年後のW杯を狙える優秀な選手が数多く存在します。
さらに、レアル・マドリードのカスティージャに所属している19歳の中井卓大選手やFC東京所属の松木玖生選手など、4年後に日本代表に食い込んでくるであろう期待の若手たちもいます。
ぜひそれぞれが4年間で大きく成長し、アメリカ、カナダ、メキシコの共催W杯でベスト8以上を成し遂げてもらいたいものです。
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